立地の条件や、建物自体の品質、条件などが結構魅力がある物件でしたら、ある程度入居をする人を制限をしたとしても、入居者を確保していくことができます。しかし、たいした魅力がない物件だと、入居できる幅を広げておかないと、空室が目立つ物件になってしまいます。最近は次のように入居できる幅を広げている所が増えてきています。ぜひ参考にしてみて下さい。
ペットの一緒に住める
今は、ペットを飼っている人が多くなってきました。そんな人たちもターゲットに入れたやり方です。ペットと一緒に暮らしたい人にとってはありがたい物件なのですが、貸し主としては、部屋を壊されてしまうのではないかと言う心配があります。ですので、敷金などは少し高めに設定しておいた方がいいでしょう。
楽器を使える
趣味で楽器を弾いている人も結構いると思います。エレキギターなどで、アンプに繋がっていなければたいして大きな音がしないので、大丈夫なのですが、トランペットを吹いている人や、ピアノをする人、またドラムをする人など楽器と言うのは色々な種類があり、音もそれなりに大きくなります。もし楽器を使える部屋にするのでしたら、防音工事は必要となってきます。
外国人も借りれる
今の日本は外国人の数も多くなってきました。観光だけではなく、日本が好きだから、日本に住みたいとやって来る方もいます。そんな外国人をターゲットにしている所もあります。もちろん日本人も大丈夫です。
しかし、この時注意する事が、連帯保証人に関しては、日本人の方にして貰える人がいいでしょう。何か合った時に、言葉が通じなかったり、国外に逃げられては困りますからね。
連帯保証人がいなくてもいい
部屋を借りる時に、連帯保証人に苦労するひとも結構います。そんな人たちの救世主となる。連帯保証人を立てなくても大丈夫な物件です。しかし、まったくいないのでしたら、家賃が払えない時に自分が困りますので、信販会社の保証はきちんと申込みをするようにしましょう。
オートバイも置ける駐車場
オートバイを利用している方も多くいます。また趣味でオートバイを使っている人もいます。しかし、駐車場は車しか置けなければそんな人は入居しません。ですので、オートバイまたは自転車を置けるような駐車場を作るのです。車と違いオートバイや自転車はさほど場所をとりませんので、敷地内の角の所に屋根などを付けたオートバイや自転車の駐車場を作っておけば、入居する人の幅も広がります。
以上のような条件を満たしている物件と言うのは、まだそんなに数が多くはないです。ですので、立地条件が悪くて、家賃を引き下げようか迷っているのでしたら、まずはこのような事から初めてみてもいいのではないかと思います。
上で説明をした以外にも収入を安定させる為の方法があります。
広告板を付けて収入を増やす
物件が建っている場所などにもよるのですが、屋上や壁などに広告板を付けて、募集をすれば収入となる選択肢が広くなります。また、屋上にアンテナを付けて収入をふやしたり、敷地内に空いている所があれば、自動販売機を設置して収入を増やしていく事もできるのです。
物件の使い道を変える
物件を使う方法を変更をしていく事によって、収入を安定させたり、さらに増やしていく事ができます。一般的に言えば、同じ場所で物件を貸し出す場合、住居用に貸すよりも、事務所として貸し出した方が家賃が高くなってきます。
ですが、最近になって、都市中心部では小規模オフィスビルは空室が目立ってきて家賃が下がってきていて、地価が下がった事によって、都心部で住む事に人気が出てきているので、事務所よりも住居の方が家賃が高くなってきている地域も出てきています。
このように、住居と事務所の家賃が逆転してしまっている地域においては、今まで事務所として貸し出していた物件を住居用に用途転換をしていく事によって、収入を安定させてさらに高くする事もできるのです。しかし、用途転換は色々な法規制が付いてきますので、必ず転換できる訳ではないのです。
賃貸スペースを分ける
面積がかなり広めの貸事務所などを持っている場合は、これをいくつかの部屋に分ける事によって、借りる側が選べる幅が広がり、空室のリスクを少なくする事ができます。
例えば、150uある1つの部屋があったら、これを30uに5つに分けます。こうやって部屋を細かく分けていけば、空室のリスクも5分の1にする事ができますし、細かく分けた事によって、それぞれの部屋の家賃を別に設定をして、さらに収入を上げる事もできるのです。
近頃では、このやり方をしてベンチャー用のオフィスにするオーナーも増えてきているのです。
収入を安定させる為のやり方をいくつか紹介しましたが、全部のやり方が万能だとはいえません。もちろん、今から投資をする、または今現在持っている物件によっては、どのやり方が合っているかは違ってきます。
ココで大切な事は、今説明をしたような方法がありますよと言う事と、少しの工夫次第では、リスクを押さえる事ができて、さらに、収入を上げる事もできますよと言う事を理解してもらいたいと思います。
最終更新日:2017/4/7